本やマンガの言の葉

色んな本やマンガなどの言葉を書いていきます。

『バガボンド』の言の葉②

 

こんにちは。

 

 

本日は、

2度目の『バガボンド』の言葉を

紹介します。

 

今回は、

主人公である武蔵の恩人

沢庵 宗彭(たくあん そうほう)

通称、沢庵坊の言葉。

 

僧だけれども酒を飲み、

武蔵を吊し上げたり、

(実在した沢庵宗彭

     おそらく違うと思います。)

 

でも懐は海のように深く

多くの旅をや経験を経て

ひとつひとつの言葉に

重みがあります。

 

場面は、

武蔵が吉岡一門との決闘を終え、

足に深手を負い、

沢庵坊がもう剣をおけと

諭すところです。

 

 

武蔵、あのな

実は最近、声を聞いた。  (沢庵坊)

 

声って.......誰の?(武蔵)

 

(大きく上を指さしながら)

 

それによると、

わしの....お前の生きる道は、

 

これまでも

これから先も、

 

天によって

完璧に決まっていて

 

それが故に.......

完全に自由だ。

 

バガボンド』第29巻  声   より。

 

 

完璧に決まっていて

完全に自由??

 

初めてこの言葉をみた時は

矛盾しかないなと感じた。

 

でも理解した。

 

たとえば、

 

朝、寝坊しちゃって

友だちからの電話で急いで準備。

 

昼から学校にいって、

友だちと食堂でカレー食べて

 

夕方、部活を終えて

帰り道でころんじゃって

 

夜、痛がりながらお風呂入って

ごはんで大好きなハンバーグを

お腹いっぱい食べる。

 

これが全て

元から天によって

決まってたってこと。

 

どんな失敗をしたって

どんな選択をしたって

 

それは元より決まってたこと。

 

なら昔の失敗に

いつまでも気にやむ必要はないし、

 

なにか悩んでる時は

自分がしたい方に

さっさと決めちゃえばいい。

 

もう天には決められてんだから。

 

失敗とかを全部

天のせいにするとかは

違うと思うけど。

 

 

人は幸せになるために生まれてきた。

 

これが普遍であるなら、

この1点が決まってるなら

 

どんな時もちゃんと

前向けるなって思えた言葉です。

 

 

読んで頂き、

ありがとうございました。

 

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バガボンド(1)(モーニングKC)