本やマンガの言の葉

色んな本やマンガなどの言葉を書いていきます。

『あひるの空』の言の葉②

 

こんばんは。

 

 

夕方でもまだまだ明るくて、

もう夏が近いのかな。

 

 

それはさておき、

本日も『あひるの空』の

言葉をご紹介。

 

今日紹介するのは、

主人公、車谷 空(くるまたに そら)の父

車谷 智久(ともひさ)の言葉。

 

智久は元々教師だったが

1度やめて農家に弟子入り。

 

その後に空のいる

九頭龍高校に教師として

やってきます。

 

そして、女子バスケ部の

顧問となる。

 

基本的にめちゃくちゃなことを

言うようで、

時に核心をつくような言葉を

選手たちに投げかける。

 

場面は、男子バスケ部監督の

坂田さんが入院し、

 

冬の合宿で智久が

男女両方のバスケ部を

みることになったところ。

 

 

"今まで通り"を変えられない人間は、

来年も再来年も

ずっと今まで通りだ。

 

この合宿は、

半強制的にやってることだが

 

やりたくない奴は

帰っていい。

 

 

この言葉でスタートする冬合宿。

 

強豪とはいえない

九頭龍高校の男女バスケ部、

 

インターハイ出場を目指すために

‘‘今まで通り’’を捨て、

 

よりハードなメニューを組んだ

智久が部員に告げる。

 

変わりたいという想いだけでは

何も変わらない。

 

その想いから、

まず行動を変えないといけない。

 

‘‘今まで通り’’の行動では、

‘‘今まで通り’’の結果しか得られない。

 

 

しかし、

部員たちには想いすら

まだ定かではなく、

 

足が止まってしまう。

 

 

もう、走れません。

 

 

泣きながら言う

女子部員を前に智久は

 

まだ走れる。

 

これは性別や

体力の問題じゃなく、

あくまでも精神論だ。

 

人が‘‘もうダメだ’’っていう

限界ギリギリのラインなんて

 

こんなもんじゃない。

こんなもんじゃないんだ。

 

と言葉をかける。

 

そしてさらにこう続ける。

 

上達しないのは

センスがないから。

 

退いてしまうのは

才能がないから。

 

あの人には、あのチームには

かなわないから。

 

 

人は目指していた何かを断念する時、

必ず理由をつける。

 

 

ナゼか分かるか?

その方が楽だからだ。

 


ダメならダメでいい。

 

ただ、

自分の努力の足りなさを

別の何かのせいにはするな。

 

あひるの空』 第25巻  より。

 

 

とても厳しい言葉に聴こえるけれど、

紛れもない真実だなと。

 

何かを諦める時、

環境が、周りの人たちが、、、

 

なんて自分以外のせいに

してしまうことは

あると思う。

 

諦めることを正当化して

自分を護りたいから。

 

ただ、

それで得れるのは

一瞬の安心感のようなもの。

 

後には何も残らない。

 

どれだけ厳しい状況でも、

やり続けるか、諦めるかは

自らがきめること。

 

自分の意志で決めるからこそ、

失敗という結果でも

 

それをバネにして

また挑戦できる。

 

逃げたっていい。

 

それが自らの意志での決定で

もう1度前を向くためなら。

 

いつだって源は自分自身。

 

自分自身の人生の

舵を握るのは自分自身だから。

 

1つ1つの行動に

自らで責任をもたなければと

思わせてくれた言葉です。

 

 

読んで頂き、

ありがとうございました。

 

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あひるの空(1)