本やマンガの言の葉

色んな本やマンガなどの言葉を書いていきます。

『「完璧なリーダー」は、もういらない。』の言の葉②

 

 

こんばんは。

 

 

今日は、

以前にもご紹介した

『「完璧なリーダー」は、もういらない。』

の言葉をご紹介。

 

項目毎に

宇宙兄弟』の場面が

例として使われ非常に

読みやすくなってる本です。

 

今回はその中で、

「無敵」という考え方の

部分をご紹介しようかなと。

 

 

敵は「倒す」よりも

「消し去る」ほうがいい。

 

 

これだけきくと

やばい感じがする、、

 

解説をすると、

 

敵を「倒す」、

一般的な「無敵」とは

あらゆる敵を蹴散らす

無双のこと。

 

敵を「消し去る」とは

 

そもそも、

最初から敵などいない。

 

という「無敵」の考え方。

 

 

ライバルや敵を作り上げ、

やる気や闘争心を引き出す方法は、

現代社会の中でも多くある。

 

学校で

成績優秀者を上位から発表したり、

 

会社内で

売上の成績を競ったり。

 

みんなが同じ環境、

同じルールで戦っていないのに

競争してもしかないのだけど、

 

こうしたことが

経済を成長させてきたという

考えも多くある。

 

「競合他社」という言葉は

あるけれど、

これも勝手に競合しているだけ。

 

合意してるわけでも、

宣戦布告を受けたわけでもない。

 

例え相手が

ライバル宣言してきたとしても

そもそもそれに合わせる必要も

義理も存在しない。

 

 

つまり、

 

「敵」は自らで勝手に創り出し、

その創り出した「敵」による

ストレスを勝手に負っている

 

ということ。

 

 

宇宙兄弟』のなかでも、

六太NASAの宇宙飛行士である

ビンセント・ボールド

「敵」について語り合うところがあります。

 

ビンセントは元軍人で、

無駄を徹底的に排除する

超効率重視の人間。

 

その信念は、

 

アスキャン(宇宙飛行士候補生)を

加速度的に成長させるためには、

「競争」させるのが

1番手っ取り早い。

 

と断言するほど。

 

とてもドライにみえて

実は人間味のあるキャラクターですが、

六太に対して、

 

私にとっての「敵」は、

成果ばかりを追求し、

 

宇宙飛行士の存在を否定するマスコミ、

無人機のみの宇宙開発を提唱する

科学者や技術者、天文学者、、、。

 

人が宇宙に行ってこその

宇宙開発であり、

 

我々の邪魔をする者は

すべて敵です。

 

 

と告げ、続けて問います。

 

 

君にとっての「敵」は誰ですか?

 

 

その問いに対して、

戸惑いながらも六太はこう答えます。

 

 

俺の敵は、

だいたい俺です。

 

 

六太にとっては、

うるさいマスコミや技術者たちも

敵ではない。

 

作中でも六太は、

いかなるときも敵を作らない。

 

相手が六太を敵をだと認識して

挑んどくることはあっても、

 

六太自身は、

その人をまったく「敵」と

みなしていない。

 

これぞまさに「無敵」。

 

六太の強みであり、

六太を敵視していた人たちが、

やがえ彼を認めてしまう要因になる。

 

私たちは、

何かうまくいかないことがあると、

 

つい誰かのせいにしたり、

環境や時代のせいにしたりしがち。

 

これも1種の

「敵」を創りあげる行為になる。

 

もし、

これを読んだ後に

競争によるストレスを感じたなら

 

この「無敵」を思い出すだけで

目の前の「敵」はいなくなる。

 

 

競争をすることで

やる気が出る人もいる。

 

悪いとは思わない。

 

でも、

余計に力を使っちゃうなら

争うのをやめればいいって思う。

 

何事も源は自分自身。

 

ドリームキラーは以外と

自分だったりもする。

 

でもそんな弱い自分さえも

「敵」じゃなくて

 

本当の自分を分かってくれてる

1番身近な人って思えたら、

 

正に「無敵」だなって。

 

 

以上、

『「完璧なリーダー」は、もういらない。』

 の無敵論でした。

 

 

 

読んで頂き、

ありがとうございました。

 

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宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、

もういらない。